その方は、ご高齢の女性でお一人暮らし。
「歳をとると自分ではできないことが段々増えていくんですよね。月に一回程度でいいので、手伝っていただけませんか？」とのご依頼。

もちろん、すぐにヒヤリングにお伺いし月一の定期でご契約いただいたのが、約1年前でした。
季節の変わり目には炬燵を片付けたり、いつの間にか増えてしまった台所用品の断捨離、収納など、その都度ご要望をお伺いしてお仕事をさせていただいてきました。
「お片付けももちろんですが、お話し相手をさせていただく時間がとても表情が柔らいで笑顔が素敵なんです。たわいない会話ですけど」とパートナーさんからのご報告もいただいていました。

担当していたのは、長年看護師を務めてきたスタッフ。ある日、お客さまから体調の変化を相談され、病院へ検査に行くことをお勧めしました。
結果は芳しくありませんでした。
「多分、この家に帰ってくることはないと思います。この一年、本当によくしていただきました。支えていただきました。ありがとうございました。感謝しかありません。寂しいですけど今月で契約は終わりにさせていただきます」とのご連絡。

私たちにとっても、とても悲しい出来事です。

ただ、「ゆいふるさんに出会えてよかった。担当のスタッフさんには、とても気遣っていただき、ときにはお忙しい手を止めさせてお茶を一緒にしていただいたり、幸せな時間でした。本当にありがとうございました。感謝です」というお声をいただき、1人でも多くの方のお役に立つために、これからも心温かな仕事を丁寧に積み重ねていくことを、皆で心に誓うことができました。

感謝です。

そして、奇跡が起きることを願わないではいられません。